第3戦マレーシア戦が中止から延期になり、その代替戦がここもてぎで土曜日に開催されることになった。予選を午前中に行い、午後に決勝が行われるというタイトなスケジュールだ。
第3戦として行われる今回のレースだが、サクセスウェイトは7番目に行われるレースという事で、ハーフウェイトで予選、決勝が行われる。また、日曜日に行われる最終戦はノーウェイトで行われる。
予選はノックアウト方式ではなく、1名のドライバーによる予選となった。
アタッカーは太田格之進選手。フリー走行では確かな手応えを得ていたものの、予選で圧倒的に速いタイムを出す為にセットのアジャストを行ったが、それが裏目に出てしまい、13番手という不本意な結果となってしまった。

しかし、スタート前のウォームアップ走行では3番手のタイムを叩き出し、決勝での巻き返しに期待が高まった。スタートドライバーは大津弘樹選手だ。
スタートは悪く無かったが、1周終えるまでに抜かれてしまう。1周目に後方で300クラスの接触があり、2周目に入ったところでFCYが導入され、すぐにセーフティーカーに切り替わった。デブリの処理に時間がかかり、リスタートは8周目に切られた。大津選手はなかなかペースが上がらない。15周目から300クラスの周回遅れが出始め、それを利用し13番手にポジションを上げる。
18周目にルーティンのピットインを始める車が出始め、21周目までに4番手までポジションアップ。他車のルーティンのピットインもあり、23周目までにトップに立つ。
8号車以外は全車ピットインしたが、ここでマージンを築くために大津選手は周回を重ね、速いラップタイムで後続車とのマージンを築いた。35周目にルーティンのピットインを行い、太田格之進選手に交代。タイヤはフロント左側の1輪のみ交換してピットアウト。

4番手でコースに復帰。太田選手のペースは速く、40周目に3番手に浮上。更に前車の背後につき、41周目には2番手に浮上。しかし、後輪の摩耗が激しく、3番手の車に迫られてしまう。50周目には耐えきれず、3番手にポジションを落としてしまう。2番手争いでタイヤを傷めてしまい、バイブレーションを抱えながら、51周目には更にひとつポジションを落としてしまう。そのままチェッカーを受けたが、13番手スタートから一時は2位までポジションを上げ、最高のパフォーマンスを魅せる事が出来た。表彰台まであと一歩だったが、明日は優勝を目指したい。
※レース終了後の車検で失格車両が出て8号車は暫定結果で3位に繰り上がったが、正式結果は現時点では出ていない。
「フリー走行では良かったのですが、トップを狙ってセッティングを変えたのですが、外してしまいました。それが原因でタイヤのウォームアップが十分ではなく、ドライバーには申し訳無い事をしてしまいました。決勝は大津選手がオーバーテイク出来るパフォーマンスが車には無かったのですが、前の車が全てピットに入った後は単独で走る事が出来て、その後のペースはとても良かったです。更にタイヤのマネージメントも上手く出来たのでピットインを遅らせる作戦に急遽変更しました。後ろとの間隔を考えたら、タイヤ無交換か左フロントだけという選択肢に絞られました。状況により左フロントのみ交換して太田選手をコースへ送り出しました。戻った位置も良くて、太田選手も頑張ってくれましたが、やはり無理があって終盤はタイヤが持ちませんでした。しかし、スタートのポジションから考えれば良いレースが出来たと思っています」
「13位からのスタートで4位は良いレースが出来たと思っています。後半も激しい戦いが出来たので、観ている方々にも楽しんでいただけたのではないかと思っていますので、それが凄く嬉しかったところです。ポイントは前半の大津選手のペースの良さとタイヤマネージメントも素晴らしかったですし、チームも良い判断をしてくれて良いレースが出来たと思います。明日は絶対に勝って1年を締めくくれればと思っています。明日も応援宜しくお願いします」
「4位で終わりましたが、13位スタートでこの結果は悪く無いと思っています。序盤、タイヤ戦略も考えながら走っていたので、序盤は大人しく走っていましたが、ボクのスティントの後半にかけてペースも上がってきましたし、作戦も上手く行っていました。太田選手に代わってからもペースも良く、一時は2番手までポジションを上げる事が出来ました。この経験は明日のレースに生かせると思うので、しっかりと準備していきたいと思います」
第3戦の代替戦として行われるこのレースは、ハーフサクセスウェイトで行われる。まだ、チャンピオン獲得の可能性は残されているものの、トップとの差が26ポイント差で逆転は非常に難しい。優勝する事だけに集中してこのレースを戦っていきたい。鈴鹿で優勝してから車のバランスは非常に良いので、この週末に行われる2戦で結果を出して有終の美を飾りたい。
フリー走行では2番手のタイムを出し、予選でも2番手のタイムでスタートを迎えた。ウォームアップも2番手で決勝も期待が高まっていた。

2周のフォーメーションラップの後、スタートが切られた。スタートドライバーの野尻選手はクリーンなスタートを切ったが、後方で300クラスの接触があり、2周目に入ったところでFCYが導入された。デブリやコース処理に時間がかかりそうだったので、FCYからセーフティーカーに切り替えられた。予想通りデブリの処理に時間がかかり、リスタートは8周目に切られた。
野尻選手は良いスタートを切ったが、前車を抜くまでには至らなかった。15周目から300クラスの周回遅れが出始めてきて、なかなかペースが上がらず、17周目までにふたつポジションを落としてしまう。19周目にルーティンのピットインを行い、佐藤蓮選手に交代。

ピットアウトから激しい7番手争いを繰り広げたが、8番手でポジションをキープ。40周目まで8番手をキープしていたが、41周目に9番手にドロップしてしまう。ペースは良かったものの、順位を上げるまでには至らず、9位でレースを終えた。
佐藤選手は中高速のピードが伸びず、苦戦を強いられていた。原因は究明中だが、明日の決勝はグリッド降格覚悟でエンジン交換の決断を行う事になった。明日は有終の美を飾るべく、全力を尽くして戦って行きたい。
※レース終了後の車検で失格車両が出て16号車は暫定結果で8位に繰り上がったが、正式結果は現時点では出ていない。
「フリー、予選、ウォームアップで上位につけていたので、そこそこイケると思っていました。しかし、路面温度にタイヤを合わせる事が出来なかったかな?と思っています。ドライバーには申し訳無いと思っています。明日は改善箇所を探して改善し、喜んで終えられるように頑張ります」
「予選ではポールを獲れませんでしたが、ブリヂストンタイヤユーザーとしては最高位でしたので、決勝では期待していました。決勝のセットではスピードが足りなかったです。ピット作業もわずかではありますが、少し時間がかかってしまったところもありました。優勝を目指していましたが、皆さまの期待に応えられず申し訳なく思っておりますが、明日もレースがありますので、結果を出せるように準備します」
「予選は上手くまとめる事が出来て2番手というポジションを得られました。しかし、決勝が始まってみるとバランスが良く無くて、自分のスティントでは納得出来るパフォーマンスを出せず、蓮につなぐ事が出来ませんでした。明日もレースがあるので、取り返せるように頑張ります」
「タイヤのマネージメントに苦しんでしまい、なかなかペースを上げる事が出来ませんでした。結果的には9位となってしまいました。他のホンダ勢もポジションを上げていたので、自分達のスタートのポジションを考えるともう少し出来た事があったのではないかと思っています。明日に向けてしっかり分析して明日の準備を進めたいと思っています。明日も応援宜しくお願いします」
鈴木亜久里監督のコメント
「予選を失敗してしまい、13番手からのスタートだったんだけど、一時は13番手から2番手まで上がったので、内容はなかなか良かったと思っている。タイヤは左フロント1本交換という作戦に出て、それの効果が大きかったと思うね。リアのタイヤは終盤キツかったけど、ギャンブルだったので、後方からスタートして後方でチェッカーを受けても意味が無いんでギャンブルに出たという事。順位を大きく上げられたのでこの作戦は正解だったと思っている。上手くいけば2位まで見えたけど、そこまでタイヤは持たなかったね。でも明日に繋がるレースが出来たと思っている」